飲食店はソフトウェア会社だ!?飲食店とゲーム会社の似ているところ
今はスマホ向け(主にゲーム)の開発をしています。それもで飲食店の開業をいつかはしてみたい。と、飲食店の開業に関する本を読んでみたところ、思わぬ発見というか気付きがありました。
本の中では「客層を考えて立地を選ぼう」とか「周りのライバル店と比較してみよう」という感じのことなどが書いてあるのですが、なんだかゲーム業界に通じるところがあるな~と言うのが自分なりの発見です。
目次から見出しを引用しながら思ったことをちょいちょいと。引用は『飲食店「開業・経営」法 井澤岳史著』からさせて頂いています。
「出店」「俺が市場を作る」なんて、無理!
今の時代、個人開発のクリエイターが活躍していたり、若い人が会社を作ったりしています。そして皆決まって「ヒット飛ばすぜ」と。みなヒットを作って市場を作ってやるぞ!と思っているのですが、これがなかなか難しい。トップを取るなんて、何千社の中の1社ですよ。
「販売促進」大事にすべきは新規客か?既存客か?
最近は運用していくことで収益を狙うアプリも多くあります。わかりやすい例だとソーシャルゲームですかね?時にはバランス調整したり、新規アイテムを追加したりとしなくてはなりませんが、新規ユーザーを重視するか、既存ユーザーを重視するかは大体揉めます。
おさえておきたい「需要と供給のバランス」
ヒットアプリが出ると、模倣アプリが山ほど出ますよね。こういう時は「同じゲーム性でキャラクターやテーマが違うものが欲しい」という需要があったりするので、そしてこうした模倣アプリも結構売れたりするんです。でも、似たようなゲームが増えてくるともはや供給過多。「同じようなものは他にもあるし……」というのもザラではなく、飲食店もやはり同じようなことがあるようです。
とまぁ、3つほど挙げてみましたが、勿論これだけではなく参考になるところは沢山あります。言われてみれば当たり前のことも多いのですが、初心忘れるべからずというのか、基本が大事というのか、いつしか忘れていることも多くあり、他業種の情報から思わぬ気付きを得るのでした。
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ポイントをしっかり押さえているので、とても読みやすくてすんなり頭に入ってきました。言い回しも柔らかで好感の持てる一冊。
小資本・低リスクで繁盛店をつくる はじめての飲食店開業の教科書
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上の本に比べると、ちょっと脅かし気味の内容です。「飲食店をやるなら覚悟が必要」そんな著者の想いの伝わってくる一冊。