藁納豆を買った
藁ガ欲シイ
そう、藁人形を作るために藁がほしい。
ムカツク、アイツを呪い……
って、違います。違います。
納豆ってどうやって作るの?
納豆は小さいころから好きな食べ物。
でも意外と納豆の作り方って知らなかったなと。
で、ちょっと興味本位で調べていたら実に簡単。
茹でた大豆に納豆菌を入れて40℃くらいをキープして放置するだけ。
つまり、納豆を買ってきて大豆に放り込めと。
なんとも簡単。
でも、藁納豆ってあるじゃないですか?
そんな簡単なら藁の意味ってあるんかい?と
と、調べていたらどうやらもともと納豆菌は藁に自然発生すると。
ならば、藁納豆を作ってみようじゃないか!
藁を手に入れよう
ってわけで、藁。
なんと amazon で売ってました。
- 出版社/メーカー: コンパル
- メディア: Tools & Hardware
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なんですが、どれも園芸用だったりするので、物凄い量。
ちょっと納豆づくりを経験してみる程度で買うにはいささかお邪魔……
結局(数秒ほど)考えた末「藁納豆」を買えばいいじゃないかと。
というわけで、スーパーをあれこれ回って……
って、売ってない!
藁納豆はどこにある?
やっぱ藁納豆ってちょっと高いから取り扱ってないのかな?
と。むしろ俺が子供のころはよく見たんだけど……
と、調べていたところ、びっくり事実。
これだけポピュラーな食べ物の原点たる製造方法である藁納豆。
納豆そのもの、実は販売するには許可が必要と。
なんせ菌だもんな……なるほど。
で、そうなると藁納豆となると当然、許可が出ないと。
衛生管理の問題で作れなかったらしい。
それまでにも「藁納豆」という名の製品はあったけど、藁の内側にビニールで覆って藁と納豆が接触しない設計。
つまり、藁は単なる装飾品。
が、つい数年前に特別な許可を得て作れるようになったメーカーがあるとのこと。
中には300グラム3000円なんて納豆もあるらしい!
高級わら納豆の中でも有名なのは「ふくふく」というもの。
美味しいらしい。
- 出版社/メーカー: (株)フクダ
- メディア: その他
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でも地元浅草でも藁納豆を発見。
昨年末にできた商業施設まるごとにっぽんです。
で、買ってきたその晩に食べてみました。
あれ?ん?納豆…?納豆!!!!!
開封してみると、藁の香り。
なんというか、自然の香りがします。
その藁を解いてみると、納豆が藁に直接触れてます。
これぞ納豆!
というか、なんか匂いが違う。
なんというか、匂いが弱い。
事前に納豆を散々調べたので、「これが納豆の臭みをわらが吸収している状態」なんだとわかりました。
正直、もう何十年もパックの納豆を食べているので、むしろ違和感が……
なんか納豆っぽくない。
でもまぁ……食ってみるか。
とりあえず最初はカラシもタレもなしで。
やっぱ納豆っぽくないな……
あれ?これって納豆?
と思いながらもうひとくち。
…あれ?
……んーーーー?
納豆!
これだ!小さいころ食ってた納豆!
これぞ納豆!
ビバ!納豆!
なんというか、口の中に広がる納豆の香りが藁の香りと混じって、爽快感があります。
いうなれば、ハーブのような。
カラシとかタレいらない。
もはや大豆料理である
今の納豆と比べるとまるで別物。
もしかしたら、今の納豆に慣れすぎていると「これ納豆じゃない」って思うかも。
ってか、俺も最初思ったし。
確かに違うんだけど、すんごくおいしいです。
味に深みがあります。
なんというか地球を感じる味。
納豆だけど「完成された大豆料理」と言っても過言でもないです。
つまり
おいしい。
この味をもしかしたら家でも作れるのか?と思うとワクワクです。