いさぽん部屋(isapon.com)

ゲーム系プログラマによる特に方針のないブログ。技術系とカレー、ラーメンネタ多めだったはずが、最近はダイエットネタ多め。

Flash終了のお知らせ。Flashについて思うこと

Googleの広告も現在Flashを使っているものからHTML5に移行することが発表となりました。


plus.google.com


と、いうかGoogleといえばHTML5推しな印象があり、まだFlashを使っていたんだね……?と逆にびっくり。


俺はあまりFlash自体は好きじゃないのでいいんだけど。


数年前にプログラマとしてFlashを使ったコンテンツの開発には結構苦労したので(今もその時の残りに面倒な思いをしている)。


と、苦い思い出が多いのでどうにもね。


まぁそれはおいといて……


それでも、Flashのエディタ(今はAdobe Animetion)はやっぱり良くできているなと。


アニメーションデザインツールとしては結構高性能で良いかと思います。


なによりゲームの演出や、UIのアニメーションなどはFlashで作ってもらうと完成系がイメージしやすいので結構ありがたかったりします。


こういったものを作るのには(お値段が張ることを除けば)結構いいツールだと思うんですよね。


ただ、それが受け入れられなかったと思われる原因がひとつ。


生成されたswfを他のアプリに組み込む場合にはどうしてもswfの解析をしないとなりません。


が、このswfの仕様書ですが、数年前には自由に閲覧できるようになりましたが……


それまでは自由に見ることができるものがなかったんです。


仕様書を読んだらswfの開発しちゃならんと、色々と規制が強くい。


なので実質読めなかったんです。


おかげで、一番Flashの需要があったときに、一番必要な資料が読めませんでした。


あのころ感じたのは「Flash普及するな!」というプログラマの声。


仕事では需要が上がるのに、仕様が読めず自分で解析するので時間がかかるんですよ。


結局その後iPhoneの登場によりFlash離れが進み需要は減りました。


だって、Flashでモノを作っても使い道ありませんから。


でもあの頃にすでに仕様が完全に自由に公開されていたら……


アニメーションエディタとしてもっと定着したんじゃないかなと。


でも普及しないのは


今は仕様も公開されていますが、あまり知られていないこと。


すでにプログラマーから総スカン的な悪印象を持たれたこと。


この二つは大きいと思います。


もしかしたら、swfをうまく活用できるようになると数年前までたくさんいたFlash職人が再び食っていけるようになるのかもしれません。


まぁあの時相当デカイ顔された事もあったので……


心に引っかかるものはありますが(笑)


Adobe の仕様書: SWF/AMFテクノロジーセンター | Adobe Developer Connection


ちょっとC++のライブラリを作ってみようかな?


PS.ちなみに同じような印象を「Live2D」にも感じるんですよね。