NASのHDDが異常をきたした
自宅でDS916+というNASが稼働中なのだが、そろそろ埃が溜まってきているかと思い、神棚の掃除のついでにと一緒にハタキでパタパタしました。
DS916+には4TのHDDを3台+SSDのキャッシュ(読み取りを早くするための仕組み)していましたが、ちょいと前から容量不足のアラートが来ていたので、これを機にキャッシュをHDD
に置き換え、容量拡張を行うことにしました。
が、容量拡張を行ったところ、トラブルが!?
今回はそんなトラブルのお話。
大切なデータ
俺の場合、とうとうプログラム歴が20年を超えましたが、20年前から今まで書いたプログラムのほぼ全てをこのNASに保管してあります。
旅行に行った時の写真や、遊びに行った時の写真なんかは全然、残していませんが(※1)、プログラムは残してあります。このプログラムたちが俺のアイデンティティと言えるほどです。
こうした、記録や思い出(?)は金では買えないものなので、無くなったら泣けるなんてものではないので、データを失わないようにしっかりと保存したいところです。
DS916+はこうした大切なデータを保存するための重要な装置なわけです。
※1)実際には写真はどこかに残ってると思う。……が、どこにあるかは分からないし、探す気もないので、実質無いに等しい
DS916+ ってなんぞや?
Synology社から発売(※1)されているNAS。↓こんなの(ただし、後続機)
Synology DiskStation DS918+ [クアッドコアCeleron J3455 1.5GHz CPU搭載] 4ベイNASキット CS7062
- 出版社/メーカー: Synology
- 発売日: 2017/09/22
- メディア: Personal Computers
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最大4台のHDDを内蔵することができてRAIDを組むことができます。HDDも結局は機械なので、いつかは壊れてしまうことがあるわけですが、RAIDにしておくと1台壊れても復旧できるので、失いたくない大切なデータはRAID化されたHDDに保存しておくのがおすすめです。
また、DS916+はAmazon Cloud Storage や GoogleDrive、Microsoft OneDrive との同期機能も持っているので、NASに保存しつつ、クラウドサーバーにもバックアップということも可能です。
普段はDS916+に入っているので、すぐに取り出すことができるし「物理的に手元にある」という精神的安定感があります。
また、クラウドストレージだと、ちょいちょい値上がりしたり、容量が減ったりするし、肝心な時にネットワーク障害があったりしてデータを取り出せなかったりするような心配があるため、やっぱDS916+のように手元に物理的にあるのはメリットが大きいです。
とはいえ、火事や地震でDS916+そのものが壊れると怖いので、俺の場合は必要なデータはDS916+からクラウドストレージに定期的にバックアップを行っています。とはいっても、自動でバックアップしてくれているので、気にしたことはありませんけど(笑)
余談ですが、所謂「おたから(笑)」については、バックアップしてません。
※1)最近では後継機であるDS918+も発売されています。家庭で使う分にはDS916+でも十分な気もしないでも無いのですが、型落ちでもいいから少しでも安いほうが……というならDS916+でも良いのではないかと。
異常を検知した
DS916+は初期設定ではで半年に1回HDDに異常がないか全スキャンするようになっています(自分で設定すれば月1回とかも可能)。
次回のチェックは2か月後だったのですが、今回のHDDの増設でHDDのスキャンが入ったことで、HDDの異常が検出されました。
ちなみに異常が発見されるとメールを飛ばすようにも出来ます。
さて、ブラウザからDS916+の管理画面を覗いてみます。
警告の文字が!今度はHDDの個別情報を見てみると、52か所でHDDに異常が出ています。
これがRAIDではなかったら、52個くらいのファイル(フォルダ情報などが壊れていれば、フォルダ内全部が……ということも!?)が失われていたわけです。
クラウドストレージで怖いのは、同期をとる際に「壊れたファイルは消したファイル」として扱われることがあるということです。DS916+だと、その心配がないのがありがたい。
プログラムって、1ファイルでも壊れると、プロジェクトそのものが壊れると等しいので……
HDDの個別情報をさらに詳しく見てみます。
今回トラブルが出たHDDは「52か所の異常があるけど、最大199か所まではなんとか動くよ、でも140か所を超えたら、もう、壊れる直前だぞ」と書いてあります。
言ってしまえば、まだ耐えられるわけですけど、HDDって「1度壊れ始めるとあっという間に壊れる」ので、早めにリプレイスをしたほうが良いですね。
そんなわけで、新しいHDDを注文し、届いたら入れ替え予定です。
関連商品
現行機種。HDDの最大搭載違いのモデルも選べます。バックアップできれば速度は気にしないというなら、少し安いDS218+やDS718+でも良いかと。
Synology DiskStation DS918+ [クアッドコアCeleron J3455 1.5GHz CPU搭載] 4ベイNASキット CS7062
- 出版社/メーカー: Synology
- 発売日: 2017/09/22
- メディア: Personal Computers
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自分の使っているモデル。なぜかこちらのほうが高い……
Synology DiskStation DS916+ 4ベイNASキット 2GBメモリモデル クアッドコアPentium N3710 1.6GHz CPU搭載 CS6475 DS916+(2GB)
- 出版社/メーカー: Synology
- 発売日: 2016/05/12
- メディア: Personal Computers
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HDDは2台以上使うこと。DS916+なら最初から3台以上を使うことをお勧め。
赤いHDDはNAS向け(24時間265日連続稼働向け)のもので、ちょっとお高めです。
WD HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ 4TB WD Red WD40EFRX SATA3.0 5400rpm 64MB 3年保証
- 出版社/メーカー: Western Digital
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青いHDDは連続で電源入れっぱなしには向いていませんが、DS916+なら夜になったら電源を落としたり、未使用時間が長ければHDDをスリープしたりできるので、家庭で使う分には安いものでもよいかなと。
WD HDD 内蔵ハードディスク 3.5インチ 4TB WD Blue WD40EZRZ-RT2 SATA6Gb/s 5400rpm 2年保証
- 出版社/メーカー: Western Digital
- 発売日: 2018/01/01
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昔は悪評の高かった「Seagate」というシリーズ。最近は悪くないらしいので、今度これを使ってみようかと思ってます。
Seagate 内蔵ハードディスク 3.5インチ 4TB PCユーザー向け BarraCuda (SATA 6Gb/s/5400rpm/2年保証) 正規代理店品 ST4000DM004
- 出版社/メーカー: SEAGATE
- 発売日: 2017/07/14
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